《連載》【阿佐谷と私】第三回 Mzピアノ調律舎 水谷 憲久 さん

連載企画

いつも阿佐谷百貨店にご訪問いただき、ありがとうございます。

阿佐谷の街の魅力を、より伝えるべく、始まった企画【阿佐谷と私】。

阿佐谷に携わる”人”にフォーカスし、また新たな側面でそれぞれのお店の良さ、街の良さの発見につながればという趣旨にて連載しております。
主にお店を営まれている方を中心にショートインタビュー形式にて紹介させていただいています。

三回目となる今回は、阿佐谷を始め、杉並を中心にピアノ調律師として活躍されている Mzピアノ調律舎 水谷 憲久 さんにインタビューさせていただきました。

阿佐谷ジャズストリートでも調律をしていただいております。そんな水谷さんと阿佐谷のストーリーを伺いました。

Mzピアノ調律舎

阿佐谷百貨店
本日はお忙しい中、インタビューにお答えいただき、ありがとうございます!早速ではありますが、1つ目の質問です。
阿佐谷にて営業をされて何年目になりますか?
Mzピアノ調律舎 水谷 憲久
ピアノ調律を始めて35年、阿佐ヶ谷に住んで20年くらい、フリーになってから6年です。
阿佐谷百貨店
水谷さんのお仕事にとって、一番の喜びを教えていただけますでしょうか?
Mzピアノ調律舎 水谷 憲久
仕事をしていて一番喜びを感じる時は、ご自宅で弾かれる方やコンサートでピアニスト・聴衆の方に、弾きやすかった、良い響きだったと言われる時です。
阿佐谷百貨店
その中でも一番うれしかったことは?
Mzピアノ調律舎 水谷 憲久
2年ほど前に亡くなられたジャズピアニストの佐山雅弘氏のライブ調律をさせていただいたことがあり、その時の評価は調律師冥利に尽きました。以下がブログに書かれた文章です。

ベーゼンドルファーを以前弾いた時はさすが名器ながらもメンテに物足りなさを感じたものだが、今回はそれを受けて何回にもわたる調整を水谷名人がしてくれていたおかげで、タッチの水平さ、発音の滑らかさ、魔法のピアニシモなどベーゼン本来の頬擦りしたくなるような楽器になっている。本番前もずっと弾き、本番中は絶好調(休符を弾くという体感があるほどに存在自体で音楽に重みを与える、これはすでに楽器という存在を越えている)、終わったあともずっと弾いていた。

阿佐谷百貨店
水谷さんから見て、阿佐ヶ谷の魅力とはどんなところですか?
Mzピアノ調律舎 水谷 憲久
30年前にセントラルスポーツクラブに通い始めた当初から、阿佐ヶ谷に住みたいと思っていました。商店街も多く、お祭りもあり、地元感を味わえる住みやすい街で、人と接してワクワクします。
ただ、今はイベントやコンサートの開催が難しく、残念です。そんな中、おうちでピアノを楽しんでもらう手助けができれば、うれしいです。

いかがでだったでしょうか?私自身、普段ピアノの調律師さんと接する機会というのはなかったのですが、阿佐谷という街を介し、知らなかった素晴らしい世界に少し触れられることができ、大変うれしく思いました。読者の皆さまにも新しい発見につながっていただけたら幸いです。

次回もお楽しみに!

「阿佐谷と私」掲載店募集中

阿佐谷百貨店では、こちらの連載に登場いただける方を随時募集しております。お店の情報としてだけではなく、 阿佐谷とお店にまつわるストーリーを少し知っていただくことで、また新たな側面から魅力の発見につながるキッカケとなればと考えております。

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